目が不自由な人が生きていく上で、生活のささえとなる「盲導犬」はとっても大切な存在です。
盲導犬は、飼い主である目が不自由な人が安全に歩くことができるように導く仕事。
なので、盲導犬は飼い主にとって目として、また生活に欠かすことができないパートナーとして生きることになります。
盲導犬をかう飼い主は、口をそろえて「盲導犬は自分にとってとても大切なパートナーである」と答えています。
そんな盲導犬の育成は、目が不自由な人にとって急務。
目が不自由な人が社会であかるく生活をしていくことができるように、きちんと盲導犬を育成をしていくことは重要なことなのです。
犬はとても頭がよく、そして我慢強い動物です。
しかし、そうであっても犬を盲導犬になれるように指導をするということは本当に大変なこと。
盲導犬の行動が、もしかしたら飼い主にとっては命に係わる可能性だってあります。
それを考えれば、盲導犬訓練士は手をぬくことはできません。
また、盲導犬を育てるにはやはり「犬との信頼関係」が何よりも重要であり、犬ときちんとした信頼関係を築いた上で盲導犬としての訓練をしなければなりません。
まず、犬との信頼関係を築くことも大変なことです。
犬と接することができるから、「犬が好きだからやりたい」と考える人がいるかもしれませんが、それだけでは務まらない仕事だと考えて下さい。
盲導犬を育てるということは根気も必要ですし、ときに厳しい指導をしなければならないこともあります。
「好き」というだけでは、勤まらない仕事です。
盲導犬訓練士は、育てた盲導犬を飼い主に渡すところまで引き受けます。
もちろん、盲導犬ときちんと生活をすることができるように、人間もトレーニングをしていかなければなりません。そのトレーニングも、盲導犬訓練士が立ち会います。
このように、盲導犬訓練士の仕事はひじょうに重要で大変なもの。
今は、盲導犬の数も十分ではないと言われていますので、それを考えてもきちんと盲導犬を育成することができ、またそのために努力を欠かさない盲導犬訓練士も存在は、とても重要なものになるでしょう。