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東京の街並み

厳しい介護業界での人材確保は急務

介護業界は医療業界と並んで、厳しい人材不足に悩んでいます。
そのため現在勤務をしているスタッフひとりひとりにかかる負担は大変に大きく、それがまたより一層の就業環境の悪化の原因になってしまっています。

ですが介護や福祉の仕事は今後も社会的に高いニーズとなっていく仕事ですから、なんとしてでも成りてを増やし、また勤務をする人により長く勤めてもらう工夫が求められます。
現在急ピッチで環境改善のための施策は行われているところですが、明日明後日に劇的に改善をするということは期待することはできません。

介護の仕事を続けていくためには

そうして厳しい環境の中にある介護の仕事を続けて行くためには、なみなみならぬ精神力が必要となります。
介護の仕事での人材不足の原因となっているのが、就職をした人が早期に退職をしてしまうという離職率の高さです。
新たに介護の仕事についた人のうち、約半数は1~1年半のうちに辞めてしまうという異常な離職率の高さが見られています。

この早期離職者の理由になっているのが、仕事に対して得られる給与額の低さや、労働環境のつらさです。
給与額については、介護の現場においては介護報酬制度により賄われているものであるため、施設の方針で急に高くするということはできません。

しかしそれ以上に問題なのが、労働環境が決定的によくない状況になっていることが多いということです。
介護の仕事においては力仕事もありますし、食べこぼしの掃除や排泄の処理など、汚れをともなるものもたくさんあります。
そうしたことに対応していくためには、かなり強い心を持っていないとつらいところです。

自分なりの心の支えをもちましょう

そうした環境でも長く仕事を続けている人もいます。
それらの人は介護の仕事をするということに自分なりの動機をしっかりともち、専門的な知識や技術を得て少しでも介護の仕事環境がよくなるように工夫をしています。

さまざまな問題点のある介護や福祉の現場ですが、そんな場所だからこそ将来を見据えた強いモチベーションを自分の中に作っていきたいものです。