医療にかかわる資格の中に、「作業療法士」という資格があることをご存知でしょうか。
「作業療法士」は、医療にかかわる資格の中でも比較的知名度が高い資格のひとつになりますので、「知っている」という人もたくさんいるかもしれません。
そんな「作業療法士」の資格について、みていきましょう。
例えば、病気や事故、障害などで体の機能が思うように動かせないという人がいます。
一度脳の病気をしてしまうと、体がマヒしてしまうことがありますよね。
そんなとき、身体の機能を維持するためのトレーニングや、機能を少しでもかいぜんしていくようなトレーニングをするのが、「作業療法士」の資格になります。
もちろん、こういった人に関しては、「作業療法士」だけでなくいろいろな人が関わり、どんなトレーニングを積んでいくのがいちばんいいのか?を考えていきますが、その仕事に大きくかかわることができる資格のひとつが「作業療法士」と考えて良いでしょう。
では、そんな「作業療法士」の資格の役割について考えていきましょう。
「作業療法士」は、なんらかの理由で体の機能を動かすことができないひとに対し、働きかけをおこなうお仕事のこと。
例えば、事故で体が思うように動かせなくなってしまった人がいるとします。
しかし、人間の体と言うのはすごい可能性を持っているもので、きちんとしたトレーニングをすれば残った機能を使って生活をすることができますし、またトレーニングをすることで、仕事復帰に必要な能力を得ることができる可能性もあります。
だからこそ、「作業療法士」という仕事は非常に重要なのです。
また、発達障害児をはじめとする障害児に対しても作業療法士はトレーニングをおこなっており、障害児の生活と未来を支えるためにも動いています。
本当に、「作業療法士」の仕事は幅が広く、いろいろなところで活躍している仕事なんだな…ということが、わかるのではないでしょうか。
医療の仕事には多くの種類があり、それぞれの専門を持って治療やトレーニングにあたることで、人の未来を支えたり、たすけたりしています。
どうやったらその人にいちばんいい結果になるのか、そういうことをきちんと考えてトレーニングを行い、いい方向に導いていくのが作業療法士の仕事でもあります。
いろいろな専門職のお仕事について、もっとよく知る機会が増えてほしいですね。