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児童

児童養護施設の現状

皆さんは、児童養護施設についてご存知でしょうか。
児童養護施設とは、事情があって親御さんと生活をすることができない子供たちが生活をする施設のこと。
虐待などが原因で親が子供を育てられない場合、子供たちは児童養護施設で生活することになります。
虐待だけでなく、親が病気などで子供を育てることができない場合も、児童養護施設で子供たちが生活をするケースがあると言われています。
多くの人がこの児童養護施設の名称はご存知ですが、いったい児童養護施設でどんなことが行われているのかについては知られていないままです。
このあたりは、わりと一般に広まりにくいような印象がありますよね。
では、この児童養護施設が一体どんな施設なのかについて、みていきましょう。

児童養護施設をとりまく財政難という状況

「福祉」という大きな枠組みでみれば、福祉には多額の税金が費やされています。
しかし、その中で児童養護施設に使われる税金の額は、なんと20パーセントにも満たない数字であることが解りました。
20パーセント以下の数字ということになると、それは本当に少ない数字です。
実は、児童養護施設では待機児童も出てきているようで、「本来であれば児童養護施設に入所することが望ましいが、施設が少ない&財政難という問題からそれができず、子供を救うことができないという現状もあるようです。
そうやっている間に、子供たちの心がどんどん傷ついていくという現状を、私たちは考えなければなりません。

慢性的な職員不足も指摘されている

これはあちこちで言われていますが、実は児童養護施設で働く職員の数が足りていません。
とある児童相談所で働いていた経験のある元職員は、「以前ならこちらから伺って話を聞くことができたが、今は通報があるなど具体的なことがなければ動くことができない。なぜなら、そのくらい職員の数が足りておらず、ひっ迫している状態だからです。
昨今の報道をみても、児童虐待の数は増加しているように思いますよね。
それと同時に職員の数も増やしていますが、それでも足りないという現実があるようです。

職員不足があることから、子供たちに十分なことができていないという現実。
このような現状が、子供たちの今のつらい状況につながっています。
子供たちは、大人とちがって自分たちだけで生きるということができません。
子供たちを救うために、私たちができることをどんどん実践していく必要があるのではないでしょうか。