やはり、日本でも地域によって福祉には本当に大きな違いがあります。
だからこそ、多くの人にこの「地域によっての福祉の違い」を知ってもらい、地域福祉についてもっともっと考えていく必要があるでしょう。
では、そんな地域福祉についてかんがえなければならないことを考えていきましょう。
まず、最近問題視されているのが「福祉制度が地域によって異なる」というもの。
いってみれば、どの市町村に住むかでどの程度の福祉を受けることができるのかが変わってくると言われています。では、どういった違いがあるのでしょうか。
まず、よく言われているのが「障害者に対する福祉の違い」ですね。
やはり、大都市であればあるほど設備も整っていますし、障害を持つ子供が受けることができる「療育」のサービスも多くなる傾向があります。
しかし、地方ではこういったサービスがまだまだ充実しておらず、障害があるこどもたちが十分なフォローを受けることができていないという現状もあります。
この地域格差があることから、やはりすぐにでもこの差をなくすことが望まれます。
同じ障害を持っている子供が、住んでいるところによって受けることができる支援が異なるなんていうことは絶対にあってはいけないことです。
障害者手帳は、一般的には知能が75以下(もしくは70以下)の場合に交付されます。
ちなみに、障害者の区分は以下のとおり。
・健常域→知能指数85~100
・知的境界域→71~84
・知的障害→70以下
障害者手帳が交付されるのは、大体知能が75以下の場合が多いです。
これが、神奈川県の一部では「手帳が必要であると判断された場合にのみ、知能指数が高くても手帳が交付される」ということがあるそうで、これが非常に画期的な判断であると言われています。
知的障害がない発達障害の場合、手帳を取得することができずに子供が非常に悩んでいるというケースがありますので、こういった判断は非常に画期的と言えるのではないでしょうか。
しかし、そういった「知能がたかい発達障害児が手帳を取得できずに悩むケース」は全国にあります。だからこそ、全国でこういった処置をしていく必要があるのに、今のところは神奈川県でしか受けることができないということは非常に残念なことです。
もっともっと国が「公平な福祉」について考えてほしいですよね。