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社会福祉士とは

社会福祉士とは、福祉に関連する国家資格の1つです。
同じく福祉に関連する国家資格としては「介護福祉士」と「精神保健福祉士」とがあり、これと「社会福祉士」を合わせて「三大福祉資格」と呼ぶことがあります。

この福祉資格はそれぞれが独立した性格を持つものの、実際の業務においてはそれぞれの分野に関する知識も必ず何らかの形で求められるものとなっています。
社会福祉士は実際の業務現場においては「ソーシャル・ワーカー」と呼ばれることもある、中でも介護を必要とする人と社会的なつながりを持たせていくための仕事をしていくための資格となっています。

具体的な社会福祉士の仕事

社会福祉士という名称は、それ自体が仕事の内容を示すものではありません。
資格は特定の業務を行うために取得をするものというよりはむしろ、ある業務を遂行していくときに必要になる一定のスキルを備えるために取得するものと考えた方がよいようです。

社会福祉士の資格を持つ人が実際にどういったところで勤務をしているかというと、社会福祉協議会や社会福祉施設といった、実際に介護や福祉を行う場所というよりもそれを統括するための場所が中心になります。
他にも大きな病院や地域包括支援センターといったような、治療や介護が必要ではああるけれども特定の施設内に居住しなくてはいけないというほどではないという、要介護の人のためのケアを提案していくことが仕事になります。

介護や何らかの福祉が必要ではあるけれども、そのためのサービスをどこでどう申し込めばよいかわからないという人のために、申請のための書類作成を代行したり、どんなサービスがあるかを詳しく説明や紹介をしていきます。

社会福祉士の資格を得るには

社会福祉士の資格を得るには、まず受験資格を満たす必要があります。
社会福祉士の資格そのものは、年一回の資格試験を受け、そこで合格ライン以上の得点をすることで得られますが、それ以前に一定の教育課程の修了もしくは実務経験を一定期間経ているということが求められます。

この要件については社会情勢をみつつ随時変更がされていくので、もし受験を考えているなら、公式サイトなどできちんとリアルタイムで確認をしておくことをおすすめします。
資格試験は毎年1月下旬の日曜日に、全国24ヶ所で開催されることとなっています。
試験のときには社会福祉士とともに精神保健福祉士を同時受験することも可能で、同時受験することで共通科目を重複して受験し点数とすることができるようになっています。